高円寺

 

知らないうちに 寝ている隙に あなたの家に

季節を報せる風 高円寺

コスモスのにおいだ 

 

カーブの先に 炉端のけむに 子猫の声に

ふしをつけてゆく町 高円寺

錆びた鉄のギター

 

ぼくらはだんだん壊れてく

真夜中すらこわくなくなる

異国の砂漠におちている

恐竜のかけらのブローチ 眺めて愛して

 

ぼんぼんひゃらひゃらぼぼんがぼん

それはゼンマイ仕掛けの羅針盤

 

ぼんぼんひゃらひゃらぼぼんがぼん

これが堂々巡りのきかんぼう

 

 

忘れたころに 友の便りに ポッケの中に

いつか懐かしい風 高円寺

通りを抜ける君

 

ぼくらはだんだん壊れてく

真夜中すらこわくなくなる

異国の砂漠におちている

UFOのかけらのブローチ 眺めて愛して

 

ぼんぼんひゃらひゃらぼぼんがぼん

それは ゼンマイ仕掛けの羅針盤

 

ぼんぼんひゃらひゃらぼぼんがぼん

これが 堂々巡りのきかんぼう  

 

ぼんぼんひゃらひゃらぼぼんがぼん

俺は 夕暮れあの子の不安を

 

ぼんぼんひゃらひゃらぼぼんがぼん

いずれさらいに行くのさ ふふんふん

 

 

純情通り商店街を北へと抜けてゆく

君のその汚れたスニーカーも良い具合に街の風景

 

ぼんぼんひゃらひゃらぼぼんがぼん

それは ゼンマイ仕掛けの羅針盤

 

ぼんぼんひゃらひゃらぼぼんがぼん

これが 堂々巡りのきかんぼう