酩酊

 

何かの夢を見て泣きながら目が覚めた

次の駅で乗り換えがあるよ

 

1日過ごした 頭の中で過ごした

一人で過ごした 笑える

 

浸らせてお願い ひたすらに独りで

真夜中が怖いくらい 暖かく優しい

 

僕らのゆきさきは僕らの青春は

なりたくないものだけがあった

 

夢の中で聴いていた 音楽を聴いていた

全てが変わるような 音楽を

 

浸らせてお願い ひたすらに独りで

真夜中が怖いくらい 暖かく優しい

 

腐らさせてお願い いくじなく無様に 

ウトウトとする間に あれ

 

ここは海ですか?

 

 

最終駅外の空気 胸いっぱいに吸い込んだ

僕はなぜか はじめて暮らした、町を思い出している。